酢と種類

昔から体に良いと言われてきた『酢』ですが、一口に『酢』と言ってもその原料や製造方法によっていろいろな種類があります。最近では疲労回復やダイエット効果も注目されて、お店に並ぶ種類も以前と比べるとずっと増えてきました。〈酢=すっぱい〉というイメージで苦手な人も多いでしょうが、酢には体に良い成分がたくさん含まれています。ここでは『食酢品質表示基準』に基づいた酢の種類について紹介しますので、数ある種類の中から好みのものを見つけてみるのも良いでしょう。

 まず『酢』はその製造方法から、氷酢酸や酢酸を使わずに穀物や果実、アルコール、砂糖などを原料に酢酸発酵させた『醸造酢』と、科学合成によって作られた氷酢酸を水で薄めて、甘味料や化学調味料などで味を調えた『合成酢』の2種類に分類されます。最近ではほとんど見かけることがなくなった『合成酢』に比べて、『醸造酢』は穀物を原料に作られた『穀物酢』と果実を原料に作られた『果実酢』の2種類があり、さまざまな形で私たちの食卓に使われています。


 『穀物酢』で代表的なのが米を主な原料として作られた『米酢』、米のほかに小麦や大麦を原料にし、発酵や熟成で褐色や黒褐色に着色された『黒酢』、大麦だけを原料にして褐色や黒褐色に着色された『大麦黒酢』などがあります。一方『果実酒』の代表的なものには、リンゴの搾汁を原料に作られた『リンゴ酢』や、ぶどうの搾汁を使った『ぶどう酢』などがあり、最近ではブルーベリーを使った「」ブルーベリー酢なども人気です。


 『穀物酢』は主に料理の調味料として加熱して使われたり、ドレッシングのアクセントとして使われたりすることがほとんどで、ツンとした刺激が強いため飲用にはあまり適していませんが、『果実酢』はその逆で、水や炭酸水で割ったりと健康のための飲料として用いられるのが人気です。調理方法や飲み方ひとつでいろいろな味が楽しめるので、苦手と決め付けずにチャレンジしてみてはいかがですか?

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