ヨガ調身法と調心法

「ヨガ」におけるポーズ・姿勢のことをアーサナといい、一定のポーズ・姿勢を保つことに意味があります。深い呼吸とともにゆったりとおこないます。スポーツや体操は筋肉の緊張と収縮を基本として動き、肉体の鍛練に目的をおくが、「ヨガ」では呼吸と結びつけ、筋肉の伸張と弛緩をねらいとしています。身体の細部にわたってくまなく動かすことにより、筋肉と関節、背骨と骨格全体をストレッチし調整していくものです。内臓・分泌腺・神経にまでおよぶためにあらゆる器官系が健康そのものになり、心身の緊張がほぐれ、活力が湧いてくるのです。これが「調身法」だそうです。

このように、一定のポーズ・姿勢を保ち、呼吸をコントロールすることで、心の状態もコントロールできるということです。つまり、「ヨガ」では、アーサナもプラナーヤーマも、瞑想をおこなうための準備段階といえるだそうです。

パワーよりも繊細さを重視した2000種類以上の豊富なポーズ・姿勢は、性別や年齢にとらわれずに動くことが可能だそうです。「優しく、やわらかく、繊細に、ゆったりと、無理なく」これが、「ヨガ」上達のキーワードです。

注意しておくことは
必死な思いで一生懸命に頑張らないこと。
心身ともに楽にできる範囲で短時間に集中しておこなうこと。
毎日必ず続けようという自分への課題のように思わないこと。

こうでなくてはいけない、という制約がないのが「ヨガ」です。一人ひとり異なる呼吸、異なる身体、異なる暮らしですから、当然、自分への向き合い方もそれぞれ異なるということです。

「調息法」「調身法」を自然におこなえるようになると、集中力が高まり、思考が明晰になるでしょう。目的意識や意志が強まり、何をやっても違ってきます。こころを鎮めて、思考の波を止めることによって、自身の内側に広がる真の性質や智恵を見い出し、理解できるようになるでしょう。これが「調心法」の目的で、瞑想へとつながっていくのです。それは心の動きが止まった時にはじめて感じとり、引き出すことのできる静けさなのです。

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